ブランド情報
■ 伝統が暮らしに寄り添う日
若者たちの「障子棚は洗濯機が入らない」という声から生まれた「縁(えん)」シリーズ。五段箪笥は積み重ねられるユニットに、桧の食卓は1.2mから2.4mへ呼吸するように伸縮。
伝統工法が現代の20㎡ワンルームに溶け込むデザイン哲学を確立した。
■ 年輪と共に育つ家具
吉野杉の神代木を3年かけて「風の校閲」する職人のこだわり。家具には毎月の乾燥記録が墨文字で刻まれ、購入者へ届く。
机の角に施された0.8mmの手仕上げ曲線は、暗闇で触れても冷たい驚きを与えない「掌の温もり」だ。
■ 記憶を編む仕掛け
「木の手帳」プロジェクトでは、制作日の天候を鑿で刻み、和紙シールで子どもの落書きや結婚式の招待状を貼れる「記憶銘牌」を採用。
10年使えば家具表面に滲む「人生の艶」こそ、最高のデザインと考える。
■ 不完全さの美学
工房2階の「失敗博物館」には反対向きに刻んだ点字板が展示されている。その横に添えられた「ここがあなたの安心所になりますように」という訂正文が、
0.5mmの手仕事の揺らぎに宿る真実を物語る。
■ 時を超える約束
28歳のエンジニアが7年ぶりに広げた折り畳み卓には、娘の赤ちゃん時代の足形シールが「人生の地図」へと変化していた。
平成31年の制作銘と共に、木目に沁みた家族の歴史が静かに脈打つ。
Wa.Puroが売るのは家具ではない。
祖父の鑿の音、父娘の笑い声、未来の誰かのドアノブに触れる手の温もり——
百年の時を超え、木紋の奥で共鳴する暮らしの記憶そのもの。
「良い家具とは、手を伸ばしたくなるもの」
初代が遺したこの言葉は今、東京の高層マンションで猫の爪と戯れ、パリのアトリエで書斎の灯を支え、台北の茶室で老夫妻の笑いを包み込んでいる。
木は生き続ける。
私たちはその証人でありたい。
時を超える家具たち

